米ハーヴァード大入学のパレスチナ人、SNS理由に入国拒否

Ismail Ajjawi

画像提供, AMIDEAST

画像説明, アジャウィさんは、友人がソーシャルメディアに投稿した内容について、空港で数時間にわたり尋問を受けたという
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米ハーヴァード大学の新入生のパレスチナ人男性が先月、ボストンの空港で入国を拒否され送還となった。米当局は詳しい理由を明かさなかったが、2日になって一転、男性は入国が認められた。3日の新学期開始にギリギリ間に合った。

男性は、レバノン出身のイスマイル・アジャウィさん(17)。

アジャウィさんによると、先月23日にボストン・ローガン空港に到着した際、友人がソーシャルメディアに投稿した内容について、米税関・国境警備局(CBP)職員から数時間にわたり尋問を受けた。携帯電話とパソコンを調べられ、学生ビザを取り消された。

米国務省は今年6月、ほとんどのビザ申請者に対し、ソーシャルメディアへの投稿について、詳細を確認すると発表していた。

アジャウィさんは、CBP職員が指摘したソーシャルメディアの投稿とは何の関係もないと抗議したものの、入国を拒否されたという。アジャウィさんはその後、送還された。

学生ビザで入国

CBPは3日、アジャウィさんについて、「入国が認められなかった原因のすべてを克服し、学生として、F1ビザ(学生ビザ)でのアメリカ入国が認められた」と、BBCの取材に述べた。アジャウィさんの入国を一転して認めた理由には言及しなかった。

先月、アジャウィさんの入国拒否が米メディアで初めて報じられた際、CBPは、「CBPによる調査で確認された情報に基づき」入国を拒否したと述べるにとどめ、詳細についてはコメントを避けた。

Harvard students walk through the university campus. File photo

画像提供, Getty Images

画像説明, アジャウィさんは2日、ハーヴァード大学に到着した。新学期が始まる3日にギリギリ間に合った

「困難と不安でいっぱいだった」

アジャウィさんの家族は声明で、アジャウィさんがアメリカに戻ることができてほっとしたと明かした。

「直近の10日間は、困難と不安でいっぱいだったが、私たちは何千もの応援メッセージに本当に感謝している」

家族はまた、アジャウィさんが「大学生活や、大切な授業に慣れることに、まずは集中」してほしいとしている。

無事に大学へ

大学の友人ハムザ・ラザさんはツイッターで、大学で撮影したアジャウィさんの写真を投稿した。

「写真の真ん中が、ハーヴァード大学1年生のパレスチナ人で、アメリカ入国を拒否されていたイスマイル・アジャウィだ。今日、無事にキャンパスに到着した!」

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ビザ申請時に「SNSアカウント、メールアドレス、電話番号」提出を

米国務省は今年6月、ほとんどのビザ申請者に対し、ソーシャルメディアで使用しているユーザー名と、過去5年間に使用したメールアドレスと電話番号の提出を求めると発表した。

ドナルド・トランプ政権は昨年3月、ビザ申請者時にソーシャルメディア情報等の提出を求めることを、初めて提案した。当時、年間約1470万人が、ビザ申請の厳格化の影響を受けると推定されていた。特定の外交・公用ビザの申請については適用されない。