【全訳】 チャールズ英国王が初のクリスマスのあいさつ エリザベス女王を追悼

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イギリス国王チャールズ3世の、国王となって初めてのクリスマスのあいさつが25日、放送された。

イギリスと英連邦へ向けたあいさつは、ウィンザー城の聖ジョージ聖堂で撮影された。この聖堂には、今年9月に亡くなったエリザベス女王と、昨年4月に亡くなった夫のフィリップ殿下のひつぎが納められている。

チャールズ国王は演説の中で両親を追悼。「クリスマスは、愛する人を亡くしたすべての人にとって、特に切実な時です。私たちは、この慣れ親しんだ季節の変わり目のたびに、彼らの不在を感じ、大切な伝統の一つひとつに彼らを思い出します」と述べた。

君主のクリスマスのあいさつは1932年、ジョージ5世がラジオで始めて以来、毎年恒例となっている。1957年からはテレビで放送されている。

エリザベス女王以外の君主がテレビであいさつをするのは、今回が初めてとなった。

女王は昨年のクリスマスのあいさつで、「次世代へバトンを渡す」と話していた。

演説でチャールズ国王は、「請求書の支払いや、家族を食べさせ暖めることに」苦労している人たちの「大きな不安や困難」に触れ、イギリスで深刻化している生活費危機に懸念を示した。

また、こうした人たちを支える人々や、公共サービスに従事する人々をたたえた。

英王室バッキンガム宮殿は、エリザベス女王の死去に際して集まった寄付を、光熱費が払えない人々を支援する慈善団体に寄付したと発表している。

国王はキリスト教徒として自身の信仰にも言及した一方、「教会、シナゴーグ(ユダヤ教の礼拝堂)、モスク(イスラム教の礼拝堂)、グルドワラ(シク教の礼拝堂)」による「心温まる連帯」にも触れ、信仰の多様性への理解を示した。

チャールズ国王は今年、これまでエリザベス女王がクリスマスの時期に滞在していたノーフォークのサンドリガム別邸で、主要な王族とクリスマスを過ごした。

また、君主として初めて、伝統的なクリスマスの礼拝に参加した。